●「これはおかしいだろう！」

火中のビッグモーターに対して、
三井住友、広島などの取引銀行が、
借入れ９０億円の借り換えを拒否した。

生活者から見捨てられ、
損保会社から見捨てられ、この程、
銀行からも見捨てられ、いよいよ四面楚歌だ。

この問題が表面化したとき、
一番驚いたことは、

少なくとも７年前には、
ノルマを下回った店長が
上回った店長に現金を支払うという
「罰金制度」が存在していたことだ。

この段階で、
「これはおかしいだろう！」という告発が
社会になされていたら、

ここまで悪貨が良貨を駆逐し、
「異常風景」だらけには
ならなかったかもしれない。


■「違和感をキャッチするアンテナが錆びていく」

「これおかしいのではないか？」と
違和感があるうちに声を上げないと、
「異常の風景化」が起こる。

声をあげないことで、
感性のアンテナが錆びつく。

これが怖い！

今日から、「合同リーダー自燃塾」が開講。

自己紹介がてらの「自分物語」スピーチ、
１０分間以内。

三つの班で始まったが、見ると、
「私が時間計りますね」という
分担が生まれていた。

班に付いているコーチが注意しないので、
仕方なく臥龍が口を開いた。

「時間はスピーチする本人が
　自己管理してください。

班の他の人が時間を計るというのは、
時間を自己管理する能力開発の機会を奪う、
愛のない行為だ」

何が愛がある行為なのか？

このずれは怖い。

「子どもを一日生きさせたければ、
　魚を一匹与えよ。

子どもを一生生きさせたければ、
魚の釣り方を教えよ」
（ノルウェーのことわざ）

前者は溺愛、後者は厳愛、
どちらが真の愛と言えるのか？

リーダーは、
社内・職場で見聞することで違和感を感じたら、
すかさず意思表示をすることだ。

”うるさい奴と思われたくない”ということで
意思表示をしないと、間違いなく
「違和感をキャッチするアンテナが錆びていく」。

そういうリーダーの職場から、
いつか大きな事故、大きな不祥事が発生する。

●気付きで「ぜい変」した体験談講話

人は段階的に成長する。

これも正しい。

人は「ぜい変」する。

これも正しい。

先日、顧問先のあるリーダーの発言に
違和感を持った。

太陽産業の佐藤優作さんが、
企業進化道場と合同リーダー自燃塾の
場の気付きで「ぜい変」した
体験談講話に来てもらったときだ。

佐藤さんは、セカンドストリートという
リユースショップの店長だった。

企業進化道場に参加した社長が、
太陽ヴィレッジ構想という多角化経営に舵を切った。

そこで佐藤優作さんは、役職は店長のままで、
太陽ヴィレッジ構想に参画する
「事業開発部長」という「役柄」を決めた。

店長より上の役職とは、
何をすることが仕事なのかが分からない。

そこで、地元の三つの経営者の会に入り、
仕事以外の時間の第一優先を
「経営者と共に学び語り合う時間」とした。

結果、店長も社長も
「計画＝結果」にするという点では一緒。

但し、経営者にとっては、
「理念」「ビジョン」「従業員幸福度」が
「計画」であることを知る。

その点も意識して仕事をする中で、
今年に入って、「取締役事業統括部長」兼
「外食事業部長」という役職が回ってきた。

彼は、来月オープンする
外食事業部の一号店の開設準備に猛進中だ。


■段階とは「今だ」と自分で決めるもの

佐藤優作さんの体験講話を聞いたあるリーダー、
「人の成長は段階的に」の趣旨の発言をした。

臥龍は、「人は変わるときには、
ポーンと跳ね上がるようにぜい変するものだ」と
彼の発言を正した。

後日、その意味を以下のようにメールした。

（ここから）

Ｓさん

先日、人の成長は段階を踏んでというお言葉に、
それは言い訳で、
人はポーンとぜい変するという旨のことを
申し上げましたが、
その背景は以下のことがあったからです。

秋田の合同リーダー自燃塾、
同じ場をＳさんも優作さんも共有体感しました。

その中で、優作はぜい変しました。

では、Ｓさんはそのとき
「ぜい変の段階」にはなかったということでしょうか？

いつ「ぜい変の段階」が来るのでしょうか？

実は、ぜい変の段階とは、
「今だ」と自分で決めるものなのだ。

今回の優作さんに講話に来てもらった場こそが、
自分がぜい変する段階と自ら決め、
自らぜい変しないと永久に段階はきません。

変わるのは今、「一期一会」、
この気持ちで機をつかんでいきましょう。

臥龍

（ここまで）

同じ学びをしても、
変わる人と変わらない人がいる。

Ｑ．あなたは常に場を捉え、変わる人でしょうか？

この場は、私一人のために用意されたものだ、
自分が行動変容しないと、
この場は無かったことになる。

臥龍の体験からも、
これくらいの思い込みが丁度のようだ。

●イノベーターの言葉

夏の甲子園が終わった。

優勝した慶応の森林貴彦監督へのインタビュー、
印象的だった。
https://sports.yahoo.co.jp/video/player/10919999

「うちがこうやって優勝することで、
高校野球の新たな可能性とか、多様性とか、
そういったものを何か示せればいいと思って、
日本一を狙って、常識を覆すという目的に
向かって頑張ってきた。

何かうちの優勝から
新しいものが生まれてくるのであれば、
うれしく思いますし、

うちの優勝だけではなくて、
高校野球の新しい姿につながるような
この勝利だったんじゃないかと思います」

これはイノベーターの言葉だ。

何を変革したのか？


■「エンジョイ・・・・」

慶応野球のスローガンは
「エンジョイ・ベースボール」。

その本質を、臥龍は
「自己肯定感の高いチーム創り」と観た。

「人は、能力の範囲ではなく、
自己肯定感の範囲で実力を発揮する」（臥龍）

潜在能力が１００の人たちがいる。

Aさんの自己肯定感が３０なら、
能力は３０までしか発揮されない。

Bさんの自己肯定感が６０なら、
能力は６０までしか発揮されない。

Cさんの自己肯定感が１００なら、
能力は１００まで発揮される。


臥龍が主宰する「感動経営コンサルタント協会」、
認定コンサルタントが約５０名。

学歴や資格は、全員が臥龍より上。

多分、IQも多くの方々が臥龍より上。

しかし、臥龍の方が実績が圧倒的に上。

臥龍の潜在能力を仮に１００、
他の認定コンサルタントを２００とする。

臥龍の自己肯定感は
１００だから全部出せている、
「エンジョイ・コンサルタント」だ。

しかし他の認定コンサルタントの
自己肯定感は３０～８０。

だから能力が３０～８０しか出せていない。

認定コンサルタントが
一番多く持っている資格は、中小企業診断士。

その勉強も大変。

一番交流したのは診断士仲間。

その中で、何度も潜在意識に、
診断士らしい仕事や報酬のイメージが刷り込まれる。

その世界が、能力発揮の上限を決める。

臥龍は、経営の伴走者として出来る理想は何かと考え、
上限を決めなかった。


■目を見張るような世界が現れる！

しかしこれは、
全ての経営者やビジネスマンにも当てはまる。

その人が触れ合ってきた業界や自社の当たり前基準に、
徐々に潜在意識が染まっていく。

時々、とびっきりグレードの高い世界に触れ、
痺れるような感動を味合わないと、
「上限の蓋」が取れない。

今、第７期合同リーダー自燃塾を開催中。

この三日間で、臥龍は１６名の塾生の
自己肯定感を上げ続けてきた。

その結果は、本日午後の「本気プレゼン」に出る。

聴講者として入る経営者の皆さまが
目を見張るような世界が現れれば、
「経営者専門メンター・臥龍」としては本望だ。

●オーダー時の復唱なし

８月２４日に第７期合同リーダー自燃塾が終講、
今回も、新しい素敵な自分に出会えた方が続出。

懇親会は、臥龍の第二の我が家「青山カシータ」
https://e-garyu.info/profile/home.html#t01

臥龍の利用は２０年来ですが、
たくさん驚くことと出会った。

その一つが、オーダー時の復唱なし。

多くの飲食店で、「復唱します」ということで、
オーダー内容を読み上げる。

これは、「確認しましたよ。
間違いがあれば、共同責任ですよ」ということだ。

これは別にお客様が望んでいないこと、
だからやらない。

当たり前のようで、なかなかできない。


■「新人」「研修中」の名札は要る？

ホテルや飲食店で、スタッフの胸に
「新人」「研修中」の名札が付いていることがある。

これは従業員が望んでいることなのか？

恥ずかしさと引き換えに、真剣さを下げるだけだ。

臥龍は顧問先に、
「新人」「研修中」の名札を付けて
スタッフをフロアに出すなと言っている。

これはお客様が望んでいることなのか？

我が社の社長や上司には、
責任を取る覚悟がありませんと言っているようなもの。

極端にいえば、フロアスタッフに付けさせるのであれば、
お皿に「新人スタッフも調理に参加」のプレートを付けろと思う。

大体、新人社長が、
胸に「新人」「研修中」の名札を付けているか？

業界、自社が慣習としてやっていること、
それはお客様が本当に望むことなのか？と疑ってみよう。

●あなたの未来には「良き運命」しか存在しない！

昨日は、「第７期つばさヒトピカ経営プレジデントスクール」だった。

あるスクール生が、
「翌日に対してワクワク感のイメージを持って寝たときは、
目覚ましでセットした時間よりも早く目が覚め、

翌日に対して不安感のイメージを持って寝たときは、
目覚ましでセットした時間でしか目が覚めない」と報告した。

臥龍が前回、「ほぼ毎日、
目覚まし時計でセットした時間の１０～２０分前に目を覚まし、
目覚まし時計のセットを止める」という
マイ・ルーティンを紹介したのを受けて、チャレンジしたそうだ。

臥龍は、マザーテレサが説く「思考の怖さ」を念頭に、
アドバイスした。

「思考に気をつけなさい、
　それはいつか言葉になるから

言葉に気をつけなさい、
それはいつか行動になるから

行動に気をつけなさい、
それはいつか習慣になるから

習慣に気をつけなさい、
それはいつか性格になるから

性格に気をつけなさい、
それはいつか運命になるから」
（マザー・テレサの言葉）

（ここから）

あなたの運命の源泉は、あなたの思考にある。

あなたが自分の思考をコントロールすることで、
自分の人生の操縦かんを握ったことになる。

本来、翌日に不安感は存在していない。

「不安感」があると思っていると、
あなたの潜在意識が、
あなたを「不安ステージ」に連れていく。

「人生は想った通りになる」（臥龍）

臥龍は、目覚めた瞬間、以下のように思う。

「今日も、生命があってラッキー！

呼吸で出来る！

誰が安全な割合に混合してくれているのか？

ガイアさん、ありがとう！

窓から朝日が差し込む。

太陽さん、いつも無料で恵みを届けていただき、ありがとう！

今日も水が出る、食べ物がある。

有難い。

今日も自分を必要としてくれる仕事先がある。

有難い。

諦めないで挑む「志・使命感」が持てている。

有難い。

歓喜で幕開けする朝、「ワクワク感」しかない。

人生には、「成功」と「挑戦中」しかない。

「失敗」とは「経験」。

経験を積むから、成功に近づく。

いいことがあると思うから「ワクワク感」ではない。

「生きているだけで丸儲け」と思うから「ワクワク感」。

あなたの「思考」を「良き思考習慣」に変えていこう。

あなたの未来には「良き運命」しか存在しない！

何故なら、あなたの人生は、
あなたの想った通りになるからだ。