●人生の指針はシンプルな方がいい

臥龍は、新しい顧問先では、
「理念をシンプルにしましょう」と語る。

北極星が何故、
GPSのない時代の羅針盤になったのか？

それは「不動のひとつ星」だったから。

同じようなものが５つも６つもあれば迷う。

迷わないで
「心のベクトル」が揃うから社風が生まれる。

今日から６月。

だからといって、
「６月はこれ！」と言う必要はない。

臥龍は27歳のとき、
九死に一生の事故に遭い、走馬灯を観た。

本当に死ぬとき、自分の人生の走馬灯を観たとき、
そのENDマークでつぶやく言葉を決めた。

「まったく同じ人生をもう一度送っても悔いなし」、
すると「一日一生」、
「もう一度同じ一日を送っても悔いなし」
と言える一日にすることになった。

同様、「まったく同じ２０２３年６月を
もう一度送っても悔いなし」の６月にする。

これは予定ではなく、６月１日にして「結果」。

それ以外は、あり得ない。

その熱い気持ちをクールに包み、淡々と行く！

●素朴で大きな疑問を解決するのは自分だけ

臥龍のリーダー研修の事前記入用紙に
「自分が日ごろ感じている素朴大きな疑問」
を書く欄がある。

先般スタートのドリームガーデンズ
第１期ヒトピカ経営プレジデントスクールでも
同様に問いかけた。

以下のような記入があった。

（ここから）

■「社会では」の一例
・日本の労働生産性は本当に他国と比較して低いのか？
・新卒一括採用、年功序列、
　終身雇用の日本型企業組織は時代にあっているのか？
・何故、パワハラがなくならないのか？
・何故、日本の出生率が下がり続けているのか？
・何故、日本は幸福が低いのか？

■「社内では」の一例
・何故、スタッフは自律して仕事ができないのか？
・何故、自分の知識やスキルを磨くために自己投資をしないのか？
・何故、教育事業部の人材不足が解消されないのか？
・何故、新卒の離職率が高いのか？
・何故、評価基準が曖昧なのか？

（ここまで）

臥龍は、スクールの中で
「インサイドアウト・全ての因は我に在り」、
即ち、この素朴な大きな疑問を解消するのは
「あなた自身」とお伝えした。

すると２２歳の新卒生が反応してきた。

（ここから）

臥龍先生

いつも大変お世話になっております。
ドリームガーデンズ株式会社の佐藤徹と申します。

先日のヒトピカ研修、ありがとうございました。

研修で1番印象に残った言葉は
「素朴で大きな疑問を解決するのは自分だけ」
という言葉です。

普段から疑問に思うことがあっても
「誰かがやってくれるだろう」と考え、
行動に起こさずにいました。

やはり、自分から動かなければ何事も始まらないと思い、
これからは積極的に自責思考で動いていきたいと思いました。

また、6月につばさホールディングス様の
ヒトピカ研修に見学させていただきたいと考えております。

お手数おかけいたしますが、
何卒よろしくお願いいたします。

ドリームガーデンズ株式会社
佐藤徹

（ここまで）

臥龍も返信した。

（ここから）

佐藤さん

良き気づきをありがとう！

臥龍

（ここまで）

こういう若者が
「未来を変える自燃人」になる。

楽しみだ。

●キャンパス以上に大きな絵は描けない！

Q.あなたが画家として、
　向かっているキャンパスの大きさは
　どのようなものですか？

分かり易く言えば、名刺大、画用紙、屏風、壁面と
「ここに描くと決めた以上に大きな絵は描けない」。

前号で、
「素朴で大きな疑問を解決するのが貴方自身」と提示した。

臥龍の素朴で大きな疑問が、
「これだけ物豊かな日本、何故、幸福度が低い」だった。

国連調査でも５７位。
https://www.asahi.com/sdgs/article/14866028

「悪くてもベスト３だろ！」

これが臥龍の素朴で大きな疑問。

未来の子ども達に
「高度幸福化社会」をギフトしたい、
日本の順位を上げたい！

こう想うと、凡人臥龍のキャンパスは大きくなった。

志授業で、１００万人の小中学生の
立志支援をするという絵を描く。

感動物語コンテストで、１００万社中小企業に、
働く現場にこそ幸せがあることを啓蒙するという絵を描く。

ＡＰＲＡ日台交流で、
１００年後にも繋ぐ友情の絆を描く絵を描く。

ワールドビジョンで、
１万人の子ども達の就学支援の絵を描く。

１０か所以上の船団経営モデル地区共創で、
日本の未来に希望という絵を描く。

「人生二度なし」

あなたの絵筆を待つキャンパスを、
大きな限界サイズまで広げよう！

「キャンパス以上に大きな絵は描けない！」

社会、社内を問わず、
あなたの大きなキャンパス、その出番を待っている！

あなたの心のキャンパス、その限界サイズは、
思っているよりも遙かに大きい！

日本人個々の心のキャンパスのサイズが小さくなると、
日本の未来図も小さくなる。

あなたの心のキャンパスが大きくなると、
日本の未来図も大きくなる。

●「幸福国」行きのパスポート、持っていますか？

今、羽田空港で執筆中。

国内移動だから本来パスポートは要らないが、
必ず携行の必要なパスポートがある。

どこに行くにしても必要。

それは、「幸福国」行きのパスポート。

今当たり前にあるものに感謝出来ることが、
幸福国に行けるパスポートの発行条件。

あなたはパスポート、持っていますか？

忘れずに携行していますか？

時々、心のポケットにあること、
確認していますか？


■感性を耕す基本は、感謝！

朝起きて、今までの時間、
感謝すべきことを書き出してみる。

今日も目覚め、命があることに感謝。

おはようと言える妻がいることに感謝。

電気が付くことに感謝。

キレイなお水が出ることに感謝。

シャワー、お湯が出ることに感謝。

着替えの服があることに感謝。

このPCが開封出来て感謝。

上記が当たり前でない国や地域がたくさんある。

飢えと貧困で毎日25000人が亡くなっている。

戦争、紛争の中に生きている人もいる。

この日本で仕事がある日々、当たり前ではない。

感謝と幸福が本来満ちている。

このことを忘れて、
当たり前と思うとき、人の感性は消えていく。

幸せは創るものではない、あることに気づこう。

羽田より愛を込めて。臥龍

●アマの個性とプロの個性は違う！

ある顧問先の経営計画発表会に参加。

店舗毎に、店長が前期の振り返りと
来期の計画を発表していく。

とても個性的で、
同じファーマットは一つもありません。

会場には、それを良しとする雰囲気が満ち、
笑いも漏れている。

その後の臥龍の講話時間の冒頭、
臥龍は厳しく叱った。

「アマの個性とプロの個性は違う。
　この会社には『プロの型』がない」（臥龍）

「型があるから型破り、型が無ければ形無し」
　　～十八代目中村勘三郎：座右の銘～

「１５０キロ投手」の共通した投球動作
１．後足の始動 ・・・ エッジングを利かせて、前足に重心を移している
２．腕の始動 ・・・ 内側にねじりながらテークバックしている
３．体重移動 ・・・ おしりから先に進んでいる
４．後足のひざ ・・・ 徐々に体重を乗せて運んでいる
５．股関節 ・・・ 前足を踏み出したとき、もう半分左側にずらしている
６．右肘の向き ・・・ 肘の先端が投げる方向を指している
７．右肘の高さ ・・・ 肘の位置を高くキープしている
８．右腕の振り ・・・ 体側にくっつけるように振り出している
９．グラブ ・・・ グラブの巻取りをしている
10．スナップ ・・・ 手首を固定して、指は握りつぶしている
～ベースボールマガジン社「ピッチングの正体」より抜粋～

プロのピッチャーにも、当然フォームに個性はある。

しかし、上記１０個の「型」は大事にしている。

「店長の発表の中で、
　経営的な分析や目標根拠が示せていたのは、
　S店長のものだ」（臥龍）

「年収の９割は２０代で決まる」

リーダーは、若手社員が成功する「型」を
自分の後ろ姿が見せているか？

この意識がいる。

「アマチュアの型を見せているリーダーは、
　若手社員への愛がない」（臥龍）

「本日の発表内容を検証し、
　店長の前期分析と来期目標明示の
『現状ベストの型決め』をしてください」（臥龍）

その「型」を守った上で、
更に個性を出すのが、プロの個性。

これを「守・破・離」という。