●喉に刺さる魚の小骨を提供しているか？

昨日の顧問先でのZoomによるリーダー研修の中で、
新商品のキャッチフレーズ創りが話題になりました。

快適な睡眠や歩行補助などの機能性食品はたくさん出ている。

その中で埋没しないためには？

臥龍は「コンセプトとは喉に刺さった魚の小骨、
取れるまでは気になって仕方ないもの」と定義しています。

一度、読む、聞くと、問い合わせする、購買するなど、
何らかの行動を起こさないと気になって仕方がないものです。

事例として紹介したのが、
ソニーがトランジスタラジオで
アメリカ市場を開拓したときの
「ラジオに縛られたあなたの生活が変わります」です。

当時の大型の真空管ラジオは、
でかくて重くて、到底持ち歩けませんでした。

ここに上記のキャッチが刺さり、
爆発的ヒットを生み出したのです。

つばさホールディングスに入社した新卒生は、
会社説明会で聞いた採用コンセプト、
「社会になくてはならない１００の事業と
　かっこいい１００人の社長を生み出す。
　あなたもその一人になりませんか？」が、
気になって仕方なかったそうでうす。

臥龍からは、新商品のキャッチとして、
「１万回の歩行訓練の現場から生まれた
『あなたのプラス１０００歩を実現する！』
サポートサプリメント」などはどうかと提案しました。

高齢者、若いときのような日々一万歩は無理としても、
日常にプラス１０００歩が実現されれば、
ずいぶん生活は変わるものです。

あなたにも、商品やサービスはあると思います。

Ｑ．喉に刺さる魚の小骨としてご提供できていますか？

臥龍は、第二創業支援コンサルティングをこうお伝えしています。

「社長さま、
　１年後にぜい変した驚きの我が社を見たくないですか？」

「社長さま、
　想像しただけでワクワクするような我が社を実現したくないですか？」

「社長さま、半年後にぜい変したリーダーの姿を見たくないですか？

●無料のホスピタリティがリピーターを生む！

「サービスは有料、ホスピタリティは無料」（臥龍）

しかし成熟化時代では、
ホスピタリティの方がリピーターを生む力は強いようです。

二夜続けて体験しました。


■カットされたお肉

１１日、感動経営コンサルタント認定講座の懇親会で、
青山カシータを利用。

受講生の中のTさん、
子どもとのスケートで右手を痛め、
手首に包帯とシップをしていました。

料理が進み、ステーキが出てきました。

Tさんが、「うわっ、うれしい！」と言うので、
見てみるとお肉が何枚かにカットされていました。

ナイフを使う右手が力入れ難いのでと、
先読みをしてくれたのです。

「お肉は有料、カットは無料」


■炙られた魚

１２日、奥様と一緒に
日本橋高島屋のお寿司屋さんへ。

生魚が苦手な奥様ですが、
「たまにはいいか」という感じで。

最初の刺身で、流石に
赤身（まぐろ）はキツイと思ったのか、
マグロをそっと臥龍の皿に移しました。

すると視界に捉えたスタッフが、
「もしかして、生はお苦手ですか？」

奥様は「いえいえ、大丈夫」

スタッフ、「遠慮なく言ってくださいね。
炙るなりして、火を通しましょうか？」

奥様、「ではお願いします」

ということで、全商品、
炙るなりの熱処理をしてくれて、
完食となりました。

聞くと、今月でこちらは閉めて、
札幌のお店に戻るとのこと。

名刺をいただきましたので、
札幌に行く機会に寄ってみるつもりです。

「鮨　棗（なつめ）　
　谷村雄亮（たにむらゆうすけ）」

「刺身・お寿司は有料、炙りは無料」


あなたのご商売も、
商品・サービスは有料だと思います。

Q.その上で、
　ホスピタリティはご提供出来ていますか？

●２０人超えたら一球毎に返球するな！

昨日、伺った顧問先で、
社長の紹介大型案件の処理という
重要業務が止まっていました。

「どうして？」

「従業員が増えてきて、処理する雑務が急増、
　人の出勤対応の業務の発生などでばたばたして、
　あっという間に時間が経つんです」

「何故、ご自分で処理するの？」

「任せるより自分がやった方が早いから」

「社長、昨年の１２月に、チームメイトが増えてくると、
　監督、コーチ、キャプテンの役割、
　そして社風を創ることが大事とお伝えしましたね」

「そうでしたね」

「本当に自分しかできないこと以外は、
　チームメイトに振ってください。

その時は、一球毎に任せてはだめです。

同じ球を集めた『かご単位』、起承転結単位、
PDCA単位、面単位、作業ではなく
仕事の完結単位で役割を分担していただくことの
見える化と仕組化です。

テーマ毎に委員会を作って、
委員長に任せるイメージでやってください」

「よく、分かりました。雑務を振れる人、
　分担してもらえる人を増やしていきます」

「トップは、AD業務（重要で緊急でないこと）を
　処理する時間が取れるように、
　雑務を任せる仕組みを創らないと駄目です」

「その通りですね」

「もう一つ、大切なことがあります」

「何ですか？」

「トップは、志・使命感、理念伝道師、
　切磋琢磨する経営者の仲間創り、
　偉人メンター、古典読書など、
　自分の器を広げる、器を磨き続けることが大事です。

　次は１００人が入る器創りが必要です。
　今から始めないと駄目です」

●リーダーとは４００度熱で「伝わる」人

昨日の午前中は、
宇都宮のアペックスさんの「第二創業実現ミーティング」、
午後はアペックスさんの
２０２２年栃木県経営品質賞奨励賞の受賞式及び
記念フォーラムに臨席でした。
https://www.facebook.com/kimio.gunji.5

アペックスさんの受賞も素晴らしいのですが、
それ以上に「あれっ」となったのは、
社内会議における郡司公正社長の「言圧」が
ワンランク上がっていたことです。

リーダーの修行は「伝える世界」から
「伝わる世界」への移行・移住です。

伝える方法は、書く・話す・演出するの三つですが、
いづれにしても「４００度熱」が必要です。

トップが４００度熱で伝えるとリーダーに２００度、
現場に１００度、お客様に５０度で伝わり、
「ここは熱い」という感想になります。
そして潜在顧客には２５度で伝わります。

トップが１００度でいいとなると、１００度、５０度、
２５度、潜在顧客には１２．５度、冷い風が伝わります。
それでは行ってみようという気にはなりません。

郡司さんの４００度熱の影響か、午前中のリーダーの発言、
確かに５０度から１００度へと言熱は上がっていました。

郡司社長の４００度熱、
是非、維持向上させていただきたいものです。

翻って我々経営コンサルタントは８００度熱でないと、
経営者には４００度で伝わりません。

厳しいようですが、顧問先の温度は
自分次第の自覚なき経営コンサルタントは、
そもそも経営コンサルタントを名乗る資格はありませんね。

●誰もがブランディングできる時代

昨日は、相模原のSSホームケアさんのリーダー自燃塾。

主なテーマは、リーダーの最重点思考である
「インサイドアウト～全ての因は我に在り～」の徹底。

リーダー、即ち現場社長を任せれるかどうかの第一条件は、
「インサイドアウト～全ての因は我に在り～」を
思考の原点に出来ているかどうかです。

チームや会社に起きていることは自分が原因、
だから自分の内面を変えればうまくいく。

この原点に立たない他責の人に、
大事なチームや会社を任せることは出来ません。


そして、曼陀羅シートの前提となる
「役柄：自分ブランド」の設定でした。

昔は、「役柄：自分ブランド」のブランディングは
社内を中心とした一部で、全国区に出来る人は基本、
テレビに登場できる人に限られていました。

しかし、インターネットやSNSの普及で、
一般人も社会にブランディングできる時代が来ました。

因みに臥龍がブランディングしたかった役柄は
「人本主義思想の伝道師」でしたが、説明が要るので、
「感動経営の伝道師　臥龍」としました。

設定してから３０年、
「感動経営の伝道師　臥龍」を反復連打した結果、
昨日、「臥龍　感動」で検索すると
約１０万件がヒットしました。

勿論、自分と直接関係ないものも多数ありますが、
少なくともトップページのほとんどが自分でした。

反復連打の結果です。

だからこそ、最低１０年は
「自分が惚れ込み、飽きないで
　発信し続けれる役柄：自分ブランド」
の設定が重要なのです。

因みに「マオスーツ」も
臥龍のアイコンになっていて、
遠くからでも
「あっ、臥龍先生！」って分かるみたいです。

後、ポイントで意識して使う色も
「金や赤」と決めています。

理由は単純、台湾はじめとした
中華系の方々が好きな色だからです。


SSホームケアのリーダーには、
「役柄：自分ブランド」の設定条件として、
「骨太重厚なキャッチフレーズやブランドイメージ
・会社と自分の未来像に合わせた設定」を
お願いしました。

軽い役柄は軽い人間を生み、人を動かす
「権威」や「ナニダレの法則」が生まれません。

また現状を現す「役柄：自分ブランド」ではなく、
三年後の進化した「SSホームケア劇団」に合わせた
「先取り設定」でないといけません。

SSホームケアのリーダーの方々が、
仮設定した「役柄：自分ブランド」は、
「福運の宮川」「たくさんの笑顔を生み出す男」
「誰もが憧れるかっこいい大人」
「縁ある人を陽転させるマジシャン」
「第一印象のマジシャン」
「経営理念の伝道師」でした。


★お詫びと訂正

昨日の号で、「郡司公正」さんと書いていましたが、
正しくは「郡司公生」さんでした。
お詫びし、訂正させていただきます。