★今日のビタミンG（臥龍語録）は・・・『「天才に勝つ、互する唯一の方法」』


『臥龍が、「使命感確立」の重要性を改めて感じたのは、約１２年前でした。

当時、ベンチャー企業を取材・紹介する雑誌連載を担当していました。

年１２回の中で、数々のメガ・ベンチャー経営者のお会いしました。

特に印象的だったのが、ワタミ、ＨＩＳ、アスクルのトップでした。

取材しながら、“これは持って生まれたものが違う”と正直、思いました。

ベタな表現ですが、「事業や経営の天才」でした。

そして、以下の設問が浮かびました。

「多くの人は、普通の人だ。普通の人が、天才に互して、ひとかどの成果を上げるにはどうしたらいいのだろうか？」

この「天才に勝つ、互する方法論」を研究していく中で、一つの結論に達しました。

企業進化講座では、もっと詳細に解説していますが、ここでは、結論のみお伝えします。


★天才に勝つ、互する唯一の方法

１．自分を普通の人間だと認識する。

２．火事場のバカ力を常時発揮し続け、かつ疲れないコツを身に付ける。

３．その為の方法論が、天命・天職に生きる“使命感人生”である。


臥龍は至って普通の人間です。

それが多少、影響力のある生き方が出来ているのも、
「火事場のバカ力を常時発揮し続け、かつ疲れないコツを身に付けている」からです。

またこれを集団で行うことを、「使命感経営」といいます。

幕末あるいは敗戦、この二回の「日本沈没の危機」を回避したのは、それぞれ、強烈な使命感集団の出現を得たからです。

ＮＨＫの大河ドラマ「龍馬伝」、あるいは「プロジェクトＸ」の数々の企業ドラマ、
いずれにおいても「使命感経営」の持つ猛烈パワーを見ることができます。　』

★今日のビタミンG（臥龍語録）は・・・『「花を摘むな、根を持ち帰れ」』  

『ベンチマーキングにおいて、表面的な事例（方法論）を持ち帰っても、
根着くことはほとんどありません。

花だけを摘んで帰り、花瓶に挿しても、花の命はせいぜい数週間です。

しかし、根本要因となる「想い」という根を、根こそぎ持ち帰り、
植樹すれば、根着きます。』

★今日のビタミンG（臥龍語録）は・・・『「研修の目的は？」』  

『昔、刑事ドラマで、以下の決め台詞が流行ったことがあります。

「事件は会議室で起こっているんじゃない！現場で起こっているんだ！」

置き換えれば、こうなります。

「利益は会議室で生まれているんじゃない！現場で生まれているんだ！」

もっと言えばこうなります。

「信用は会議室で生まれているんじゃない！現場で生まれているんだ！」

以下の言葉は重要です。

「全ての研修は、現場の動きを変えるために行われている」（臥龍）

現場の動きが変わらない研修は無意味です。　』

★今日のビタミンG（臥龍語録）は・・・『「会社は、トップの性格が潰す」』  


『臥龍は、コンサルタント会社に勤めているとき、そこの代表が語る、
以下の言葉が強く印象に残りました。

「会社は、トップの性格が潰す」

２５歳の臥龍は、“能力ではないんだ、性格なんだ”と思ったものですが、
独立後、確かに、“倒産原因の８０％は、トップの性格だなあ”という場面を、
数多く見ることになりました。

その性格の代表が、「いいかっこをして、現実をみない」、
「八方美人で、決断力が弱く、問題を先送りする」でした。　』

★今日のビタミンG（臥龍語録）は・・・『「本音と建て前」』  


『よく本音と建て前ということが、対比されます。

この見分け方は、明確です。

「その人が言っていることは建て前であり、その人がやることが本音である。

　その会社が掲げていることは建て前であり、
　現場で行っていることが本音でる」（臥龍）

経営者の本音は、どこに行けば見えますか？

現場です。

会議室でも、研修の場でもありません。　』

★今日のビタミンG（臥龍語録）は・・・
『「目によって生じた愛のみが、魂にまでいたるのである」』  


『歴史家ヘロドトスの言葉、「目によって生じた愛のみが、
魂にまでいたるのである」を紹介します。

「ひとめぼれ」をすると瞳孔が拡大します。目が文字通り、輝く訳です。

その時点から、ゲストの目は、「美点探しモード」になります。

お客様を恋人にするためには、あなたのお店、会社に「ひとめぼれ」される訳が
要ります。

お付き合いが深まった魂（理念の理解者）にまで至るのです。　』

★今日のビタミンG（臥龍語録）は・・・
『「ピラミッドは下層以上の幅の上層は積めない」』  


『「ピラミッドは下層以上の幅の上層は積めない」（臥龍）

一番の下層は「トップの志」、次いで「経営理念」、
三層目が「ビジネスモデル（業態の開発）」、
四層目が「ビジョン（経営の羅針盤）」です。

経営の勝負は、この四層で大体ついてしまいます。　』